ハンガリー医学部を受けたいけど、どんな科目があるんだろう?
予備コースと本コースで、受験内容は違うの?
とりあえずわかりやすく、知りたい!
予備コースと本コースの受験審査内容に分けて解説していきます。
こちらはHMU事務局を介して受験することになるので
受験場所はハンガリーにわざわざ行かずとも
事務局が日本の指定した場所にて行われます。(基本は東京にある事務局でやります。)

では早速見ていきましょう。
予備コース
読むのが面倒な方はこちらをどうぞ。

予備コースの受験内容は大きく以下の3つのステップに分けられます。

それぞれ見ていきましょう。
書類審査

いわゆる「書類選考」です。
どんな書類提出を求められるのかはこちらを参照ください。
筆記審査
筆記審査は
ハンガリー医学部受験を考えている生徒にとって、最も頭を悩ませる部分です。
特に
「何を」「どうやって」「どの程度」勉強すればいいかわからない
という疑問がほとんどの学生が持ちます。私もそうでした。
なので
予備コース受験が終わったフレッシュな学生が
予備コース受験での経験を自身の経験に基づいて語ってくれているので
参考にしてみてください。
主に筆記審査と面接審査について話されています。
ではとりあえず、文字で読み進めたい方は次へ進みましょう。

こちらの筆記審査では
・生物・化学・物理から2科目
・英語(リスニング・文法・読解)
とあります。
2科目選択の理科科目は
日本語で受けるか、英語で受けるか好きな方を選ぶことができます。
私は、高校生の時に物理選択だったので、生物・物理を選択しました。
範囲としては「基礎生物」「基礎科学」「基礎物理」として扱われる内容から出題される
とされていますが、出題範囲があやふやな部分があります。
高校で習った、もしくは教科書や参考書にある基礎をしっかりと固めると良いでしょう。
生物や化学はその中でも、医学部で勉強されるような範囲を重点的に準備すると良いでしょう。
英語科目については
TOEFL iPTのテスト形式のもので
リスニング・文法・読解力を試されます。
TOEFLを受けた人なら分かると思いますが
センター試験や共通試験とは形式が違うので、慣れて置く必要があると思うので
参考書を買って練習することをお勧めします。
詳しくはこちらをどうぞ。
https://eugeneblog.org/english-exam-toelf-itp-for-hmu/面接審査

面接審査を受けられるのは、全ての人ではありません。
筆記審査で、ある程度の点数を取れた人が面接審査を受けることになります。
具体的なボーダーや%はわかりませんが。
筆記試験が終わった後、別の部屋で待機し、採点を待ちます。
30分から1時間ほどで採点が終わり、面接試験に進めなかった人が帰っていきます。
自分の番が来たら、いざ面接の始まりです。
私の時は4人の面接官がいました。
1人は外国人。もう3人は日本人の事務局の面接員です。
まず、初めに英語での面接から始まりました。
英語はどこで勉強したの?
特技や趣味は何?
といった基本的なコミュニケーションが取れるかどうか見られているような感じでした。
続いて、日本人の面接官からの質問されました。
家族構成と、彼らの職業(それらに関すること)
なぜハンガリー医科大学を志望したのか?
など、ありふれたことを聞かれました。
ただ色々な人の話を聞くと、多種多様な面接が繰り広げられているようです。
人によっては
圧迫面接だった
自分の不安な点を掘り下げられた
などとネガティブな思いをした生徒もいたようです。
これは完全に私個人の意見ですが、
面接官は、生徒たちがハンガリーという遠い外国の地で、難しい医学を学ぶ覚悟とその資質があるのかを見極めるために、そういった厳しめの質問をされたりするのだと思います。
なので、自信を持ってありのままの自分を出しましょう。
付け焼き刃の自分では、すぐにボロが出てしまうでしょうし
厳しいことを言うようですが
運良く受かったとしても、ハンガリーにきてからが大変かもしれません。
本コース

続いては本コース受験についてです。
大きく分けて1次審査と2次審査があります。
1次審査

ここで言う1次審査とは
予備コースの受験審査であった3ステップとほとんど同じ内容です。
予備コース受験審査である3ステップ=本コース1次試験です。
ただ注意していただきたい、1点の違いがあります。
それ以外は一緒です。

そして、自分がどの大学を希望していたとしても
ここまでの1次試験の内容は同じものとなります。

1次試験を合格した生徒のみが2次審査に行けます。
2次審査

2次審査は、自分がどの大学に行きたいかによって
筆記試験と口頭試問の形式が若干異なってきます。
「セゲド大学・センメルワイス大学」と「ペーチ大学・デブレツェン大学」間が異なる2次審査となります。
そして試験内容は全て英語により問われます。
セゲド大学とセンメルワイス大学の場合

図にある通りですが
筆記試験において選択問題形式で100問
一般英語、医療英語、生物、化学から解くことになります。
口頭試問は、生物・化学に関して質疑応答とありますが
例えば、
What is cell?
といった質問に対して、答えるといった感じでしょう。
ペーチ大学とデブレツェン大学の場合

こちらも図にある通りですが、セゲド大学・センメルワイス大学とは違い
筆記試験では
英語の選択問題がないことと、理科科目において記述問題があるという点
口頭試問では
生物が必修で、物理を選択することができると言う点
があります。
2次審査で聞かれるような理科科目の内容は
1次審査で問われるような内容よりも、もっと医学部で習うような範囲でしょう。
なので
基礎だけでなく高校でやった範囲+高校で触れなかった範囲も出題される可能性があります。
この範囲も詳しく公開されていないのでわかりかねますが
実際に予備コースに合格したのち、ハンガリー現地の予備コースで学ぶ範囲そのままなのだと思います。
よって
事務局も本コース受験者のために
本試験対策講座というものを推奨しています。
一度そちらも、検討されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
実際に受験する科目や内容が分かると、受験に対しての現実味が湧いてきたのではないでしょうか?
予備コースを受けるのか
本コースを受けるのかで
内容も難易度も変わりますので、しっかりと対策して臨みたいところですね。
ただ理科科目に関しては、皆さん高校でしっかりと勉強されていると思うので
ポイントは
英語でいかに質問に答えられるかという
理解を前提とした「スピーキング能力」が試されます。
そこをおさえれば、合格もそう遠くはありません!頑張りましょう!