普通免許は取ったけど、どうやったら国際免許を取得できる?
国際免許の有効期限や有効な国はどこ?
海外で運転する際に注意することは?
普通免許を取得したという方が、海外で運転をしたい場合に必要なことをこの記事では解説します。
まだ免許をとっていない方は、こちらを参照ください。
https://eugeneblog.org/about-drivers-license/国際免許についての基本知識

定義
旅行者の方が日本で運転するためには、日本で有効な国際運転免許証(IDP)等が必要です。
国際運転免許証(こくさいうんてんめんきょしょう、英語: International Driving Permit)とは、自身が自動車運転免許を所有する国や地域以外での自動車または二輪車の運転を可能にするものである。
https://ja.wikipedia.org/国際免許証
ジュネーブ条約に加盟している外国で運転できる免許証のことです。
ジュネーブ条約加盟国は?
運転できる国は以下の通りです。

その他の国でも運転が認められる国もありますので、大使館等で確認するようにしてください。
最新の加盟国一覧表は随時こちらでご確認ください。
以上の一覧表の国では、国際免許証だけで運転できますが
国によっては日本の運転免許証の提示を求められることがあります。
日本の免許証も同時に携帯するようにしてください!
有効期限は?
発給日から1年間、海外で使用することができます。
渡航回数などは関係ありません。
(※国によっては、1年間の使用を認めず、自国の免許証を取らせる場合もあるようなので、渡航予定の国の大使館のウェブサイト等を参照ください。)
国際免許取得方法は?

3つのステップに分けて解説します。
ステップ1:申請場所に行く前に
各都道府県免許センター
運転免許試験場
指定警察署
これらのいずれかで申請することができます。
申請が可能な場所や受付日時が異なる場合があるので、居住地の最寄りの申請場所のウェブサイトを確認しましょう。
ステップ2:必要なものを揃える
発行手数料:2,400円
国外運転免許証交付申請書 (申請場所にあります。)
運転免許証
申請用写真1枚 (縦5cm×横4cm、6ヶ月以内に撮影、無帽・正面・上三分身・無背景)
海外に渡航することを証明する書類 (パスポート、旅券、引換証等)
前回取得した国外運転免許証 (持っている方のみ)
申請用写真は、免許センター等で取れる場所がほとんどなので、当日申請場所で撮るのも良いでしょう。
前回取得した国際免許証は忘れないように気をつけてください。それを返納しないと、新しい国際免許を交付することができません。
ステップ3:当日の取得の流れ
申請場所で受付:免許証とパスポートを提出
国外運転免許証交付申請書:必要事項の記入
総合窓口にて:記入した書類の提出と手数料の支払い
(※この際申請用写真を忘れてしまった方は、申請場所でもスピード写真で証明写真を取れるところがほとんどなので、交付申請書を記入する前に写真を撮りにいきましょう。)
国際免許発行窓口にて:完成した申請書類と自身の証明写真を提出
(※前回取得した国外運転免許証 (持っている方のみ)はこの窓口で返納します。返納しなければ、新たな国外免許証を交付することがないので、忘れないように注意しましょう。)
即日発行の場合:当日に出来上がった国際免許証を受け取れます。(私の経験上30分以上待つことはありませんでした。)
後日郵送の場合:約2週間後に届きます。
警察署で申請する場合はほとんどが後日郵送です。
ただし、一部の免許センターでも当日受け取りができないところがあるようなので、事前確認しておきましょう。
海外で運転する際に気をつけておきたいこと

国際免許証と免許証を持って海外へ渡航した際に、注意しておくべきことについて簡単に触れていきます。
交通ルール
日本は左通行であり、世界の中でも数少ないケースです。
しかし、以下の国は日本と同様左側通行を採用しています。
イギリス
アイルランド
オーストラリア
ニュージーランド
インドネシア
インド
南アフリカ
これ以外の国は右側通行となりますので、もちろん運転席も右側です。
ウィンカーとワイパーなどが反対なため、少し注意が必要です。
また、国によっても交通標識が若干異なる場合があるので
予め、その国の交通標識を見ておくと良いかもしれません。
運転するであろう「国名」と「運転」でグーグルなどで検索するとすぐに出てくると思います。
ちなみにハンガリーで運転する際はこちらをご参照ください。
持っておくべきもの
レンタカーを手配する際や、運転する時に持参すべきものは以下の通りです。
パスポート/ビザ
国際免許証と日本の免許証
クレジットカード
パスポートは運転に限らず旅行で常に持ち歩いていると思いますが、レンタカー窓口などで必ず提示するので、携帯しておきましょう。
国際免許だけでなく、日本の免許証も同時に提示を求められます。片方だけだとNGな場合があるので、必ず携帯していきましょう。
クレジットカードはレンタカーを借りる際に、デポジットを支払ったりと、必須の決済方法です。必ずこちらも持参しましょう。
まとめ

いかがでしたか?
国際免許を取得するのは、文字で見ると少し面倒だと印象を持たれた方がいるかもしれませんが
実際は思ってたよりスムーズに手続きできるので、簡単に思えるはずです。
私自身、3回ほど程国際免許の申請・交付をしたので、比較的楽な作業だと実体験から言えます。
まず、国際免許が有効なジュネーブ条約加盟国を確認する
国際免許証の有効期限は1年で、有効期限後は返納しないと新しいのを発行できない。
申請場所の確認、必要なものの準備、当日の手続きさえおさえていれば、国際免許の取得はあっという間。
海外で運転する際には、必要なものを携帯することと、その国の交通ルールを確認しておくこと。
国際免許をとって、渡航先での滞在がより充実したものとなるように願っています!